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土地検討中に、好条件の土地だと契約を強く勧められるケースもあり、即決まではいかなくとも早い段階での結論をよぎなくされることがあります。
土地を気に入っているならば、迷うことなく購入に至ると思いますが
建物費用・引越し費用・登記費用など、その他のことを考えると、中々即決とはいきません。
また、土地に沢山の予算を費やすと、建物に十分な予算がとれなくります。
なので、住宅づくりを検討する前段階として、必ず資金計画に十分な時間をかけて欲しいです。

好条件の土地を人気も高く高価です。
ただ、好条件の土地は、日当たりや角地など、土地条件としては高い立地条件ですが、
その土地を購入して、立地条件を活かせた建物ができるか?という観点では別問題と言えます。

よくあるお話ですが、日当たりが良い土地は南面に建物や障害物がなく、日当たり・通風が取れる土地ですが
次のような問題も発生しやすくなります。

□ ケース 1
日当たりの良い土地なので、南面には大きな窓を取り付けて、光が沢山入るようにしたいですよね!?
でも、南面に大きな窓があると、例えば目の前に交通量の多い道路の場合だと
通行する人の視線が気になります。
視線が気になるので、レースやブラインドをおろした状態で昼間を過ごすことにもなりえます。
そしてレースカーテンをずっと閉めっぱなしになってしまいます。
大きな窓を付けても、使われない場合も出てきます。

□ ケース 2
モデルハウスは家の中を見せる家なので、大きな窓を南につくっても問題ないのですが、
実際住むとなると、丸見えになるのは問題だらけです・・・
そして、それを防ぐためカーテンを閉めっぱなしにしていると、
一切風を家の中に入れられません。

ここ最近、地域や季節ごとに変化する風の流れる方向まで計算したパッシブ設計を
提案される会社がちょくちょくありますが、そもそも窓が開けられないのでは、
これも絵に描いた餅でしかありません。

□ ケース3
日当たりが良い土地で、日当たりの良いリビング、
そして、リビングの向こうにはウッドデッキをつくり、そこでバーベキューを楽しむ・・

これは多くの方が想像する理想の家像だと思いますが、
丸見えのリビングの外にある丸見えのウッドデッキで、
ご近所さんに見られながらバーベキューなんてするでしょうか?

もしかしたら、せっかくつくったので1度や2度はするかもしれませんが、
30万円以上ものお金を費やしたにもかかわらず、
ただの飾りになってしまう可能性が高いのがこのウッドデッキです。

その上、無垢材じゃなく、アルミや樹脂などの素材でつくってしまった時には、
夏はやけどするぐらい熱くなるし、冬は一瞬で全身が凍るぐらい冷たくなってしまいます。
となると、他の用途としても使いにくくなってしまいます・・・

□ ケース4
日当たりがいいと、2階の南一面に大きなベランダをつくります。
そして、ここに洗濯物を干すようになるし、布団も干すようになります。
この場合、確かに洗濯物はよく乾くし、布団もホクホクになりますが、
その反面、生活感が丸出しになってしまうし、
こういった家は、家族構成や間取りが一目見ただけで分かってしまうことから、
プライバシー性に加えて防犯性までも低い家になってしまいます。

いかがですか?
言われてみると、なるほどそうだなと思われることもたくさんあったのではないでしょうか?



好条件の土地を購入できても
必ずしも好条件の内容が建物に反映できるとは限りません。
周囲の取り巻く環境によっては、異なる場合も少なからず出てきます。
決して全ての家が、明るくて、風通しが良くて、暮らしやすい家になるとは限りません。
悲しいですが。

その反面、多数の方が懸念する土地であっても
予想と違って、日光が沢山入り・風通しが良い建物が出来ることもあります。

土地探しにおいても建物づくりにおいても
一般的な意見にとらわれず、違った見方で土地探しも出来るというお話です。

これからの土地探しの参考になれば幸いです。


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ヨリフジ建設株式会社(一級建築士事務所)
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